2009年10月3日土曜日

■革命の時代にどう生きるか

政治が大きく変わってきました。経済アナリスト藤原直哉さんは「革命だ」と言っています。このような時代にわれわれはどう生きればいいでしょうか。

藤原直哉さんのお話を伺います

1、今はどんな時代ですか

(藤原)まさに政治革命が広がっています。鳩山首相は「人々の気持ちを大切にする」と言っています。まさに21世紀は心の時代、特定の利益を追求するのではなくて、総合的な居心地のよさ、すがすがしい社会を実現するのが政治の役割という時代が来ています。

 企業経営においてはずいぶん前から起きていることです。健全で維持可能な経営を続けている企業は関与するすべての人たちをできるだけ満足させるようにバランスの良い経営を行っています。それがその会社を尊敬され、また気持ちよく社会から思われる秘密なのです。

■これは中小企業経営者の集まりである倫理法人会の勉強では常識です。


2、今のリーダーはどうですか

(藤原)今までの時代にトップやドンをやっていたり、その事務方をやっていた人ほど発想が貧困で未来に向けたエネルギーを感じられません。なるほどこれだけ発想が貧困だから日本がここまで行き詰ったのかと改めて納得します。

 よくそんな困難が来たら大変だという人がいますが、それは世の中の変化を拒んだから混乱になっただけの話で、世の中の新しい動きを先取りして未来を開いていったら、まったく混乱なく新しい時代に軟着陸できたと思います。

 だから足もとの混乱を恐れて問題を先送りすればするほど、もっときびしい混乱が来るだけなのです。

■厳しいですが、リーダーは時代を読み、問題は今す実行することです。(これも倫理法人会の常識)


3、組織はどうあるべきですか

(藤原)日本が衰退している最大の問題は組織の問題です。ですからやる気のある人をあちこちの組織から集めて新たな組織を作ればいいと思います。

 トップの不見識で崩壊していく組織から人を救い出して集めて、新たな日本をつくる原動力にしていかなければなりません。

■やる気のある人にやらせたいですね。


4、これからはどうすればいいか

(藤原)悲喜こもごもの時代ではありますが、新しい日本の姿が固まるまでは乱世が続きます。この時代をとにかく明るく温かく生き続けることがその先に広がるすばらしい日本の主人公になる秘訣です。あらゆる問題はたくましく克服していけばいいのです。

 

 また、こういう時に出会った友人はとても貴重なものです。これからも新しい人の付き合いがさまざまなところで広がっていきますから、自分の世界を広げるためにも積極的に行動すべきです。

■大変な時代ですが、この協議会を通じてネットワークが広がっています。大事に、さらに積極的に広げていきましょう。

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