2010年1月12日火曜日

■ペレットの品質基準と種類ごとの特徴

「木質ペレットの品質基準案」(日本住宅・木材技術センター)と当協議会が作成した、「木質ペレットの種類ごとの特徴」を掲載します。



秋田木質ペレット普及促進協議会

1、木質ペレットの品質規格原案

日本の規格となるもの。緩くしている。

(財)日本住宅・木材技術センター

 

 

(1)木質ペレットの種類 

種    類

適        用

木部ペレット

(ホワイト)

木質部を主体とした原料を用いて製造した木質ペレット

樹皮ペレット

(バーク)

樹皮を主体とした原料に用いて製造した木質ペレット

全木(混合)ペレット

(全 木) 

木部ペレット、樹皮ペレット以外の木質ペレット

(2)品質基準

寸   法

寸法区分1:直径6mm以上7mm未満、かつ長さ25mm以下のものが95%以上

寸法区分2:直径7mm以上8mm未満、かつ長さ25mm以下のものが95%以上

寸法区分3:直径8mm以上,かつ長さ25mm以下のものが95%以上

かさ密度

550kg/m3

粉化度

28mm以下の微粉

粉化度区分1:1.0%未満

粉化度区分1:1.0%未満

含水率

(湿量基準含水率)

含水率区分1:10.0%未満

含水率区分1:10.0%未満

灰   分

灰分区分1:1.0%未満

灰分区分2:1.0%以上2.0%未満

灰分区分2:1.0%以上2.0%未満

発熱量

高位発熱量として4,037kcal/kg以上

硫黄分

測定すること

窒素分

全塩素分

砒素

全部クロム





2、秋田木質ペレット普及促進協議会作成

■木質ペレットの種類ごと特徴

項 目

ホワイト

バーク

全  木

灰 分

・灰が少ない

灰が多い

・木を全部使うため原料による差が大きい

発熱量

4,8005,100kcal程度  

・最も高い

4,0004,200kcal

程度

4,5004,800kcal

程度

参考資料

・薪は3,0003,800kcal

・廃材は8,00010,000kcal以上

・全木  4,0004,500kcal

・ホワイト:4,5004,800kcal

・ブリケット(代替薪 圧縮材)は全木と同等

燃料消費量

・燃料消費量が少ない

(カロリーが高いため)

・燃料の消費量が多い

 (カロリーが低いため)

・燃料消費量は少ない

着火性

・着火性が悪い

 (固いため)

着火性が高い

・着火性は高い

価 格

・価格が他より高い

・価格が安い

・原料による差が大きい

原材料の確保

・間伐材などの運搬システム構築が待たれる

・原料が廃棄物のため多くある

・杉の皮は繊維が長いため作りづらい

・原料の確保は容易

原材料による特徴

・針葉樹は原木が軟らかいため、圧縮しやすく、高カロリーになる。

・広葉樹は原木が乾燥すると固くなるため、圧縮しづらく、カロリーは低くなりがちである。

・全木の場合はカロリーが逆となる。(比重による)

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