秋田木質ペレット普及促進協議会
1、木質ペレットの品質規格原案
日本の規格となるもの。緩くしている。
(1)木質ペレットの種類
種 類 | 適 用 |
木部ペレット (ホワイト) | 木質部を主体とした原料を用いて製造した木質ペレット |
樹皮ペレット (バーク) | 樹皮を主体とした原料に用いて製造した木質ペレット |
全木(混合)ペレット (全 木) | 木部ペレット、樹皮ペレット以外の木質ペレット |
(2)品質基準
寸 法 | 寸法区分1:直径6mm以上7mm未満、かつ長さ25mm以下のものが95%以上 寸法区分2:直径7mm以上8mm未満、かつ長さ25mm以下のものが95%以上 寸法区分3:直径8mm以上,かつ長さ25mm以下のものが95%以上 |
かさ密度 | 550kg/m3 |
粉化度 (28mm以下の微粉) | 粉化度区分1:1.0%未満 |
含水率 (湿量基準含水率) | 含水率区分1:10.0%未満 |
灰 分 | 灰分区分2:1.0%以上2.0%未満 |
発熱量 | 高位発熱量として4,037kcal/kg以上 |
硫黄分 | 測定すること |
窒素分 | |
全塩素分 | |
砒素 | |
全部クロム | |
銅 |
2、秋田木質ペレット普及促進協議会作成
■木質ペレットの種類ごと特徴
項 目 | ホワイト | バーク | 全 木 |
灰 分 | ・灰が少ない | 灰が多い | ・木を全部使うため原料による差が大きい |
発熱量 | 4,800~5,100kcal程度 ・最も高い | 4,000~4,200kcal 程度 | 4,500~4,800kcal 程度 |
参考資料 ・薪は3,000~3,800kcal ・廃材は8,000~10,000kcal以上 ・全木 :4,000~4,500kcal ・ホワイト:4,500~4,800kcal ・ブリケット(代替薪 圧縮材)は全木と同等 | |||
燃料消費量 | ・燃料消費量が少ない (カロリーが高いため) | ・燃料の消費量が多い (カロリーが低いため) | ・燃料消費量は少ない |
着火性 | ・着火性が悪い (固いため) | ・着火性が高い | ・着火性は高い |
価 格 | ・価格が他より高い | ・価格が安い | ・原料による差が大きい |
原材料の確保 | ・間伐材などの運搬システム構築が待たれる | ・原料が廃棄物のため多くある ・杉の皮は繊維が長いため作りづらい | ・原料の確保は容易 |
原材料による特徴 | ・針葉樹は原木が軟らかいため、圧縮しやすく、高カロリーになる。 ・広葉樹は原木が乾燥すると固くなるため、圧縮しづらく、カロリーは低くなりがちである。 ・全木の場合はカロリーが逆となる。(比重による) |
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